ほっこりホラー日和

怖がり人間の日記。本や漫画のネタバレ感想が多めかもしれない。

唾液恐怖症

私は唾液が苦手だ。

というより、直箸がとても苦手だ。
飲み物もなるべく人が飲んだコップやペットボトルから飲みたくないし、飲ませたくない。

今放映されているクックドゥのCMなんてゾッとする。(ホイコーローは美味しそうなんだけど…)

https://youtu.be/MHcRAf6ea8g

直箸ー!!!


だから友達から一口食べな?と食べ物を差し出されても断ってしまう。
特にスプーンで食べるものはめっちゃ嫌。
それモロお口に入るものですやん…私の口に入ったもの返すのも申し訳ないし。

でも、食べ物をシェアしてくれる、ってことに関してはとっても嬉しい。
だからこそ申し訳ない。


なんでこんなに嫌なんだろう?と考えたときに思い当たる理由は2つある。

ひとつは、マナーというか見た目的にあまりよろしくないこと。

マナーマナー言って自分も上手くできてないどころか目に余るところも多々あるとは自覚してるんですけど、それでもやっぱり同じ食べ物を複数人で食べてるっていうのは見た目的に美しくないと思ってしまう。
動物みたいに見えちゃうんだよな…

妹のものに限り、食べ残しなら食べられるってのにも影響してるかも。(早速唾液恐怖症ではなくなっている)


もうひとつは、単純に汚いと思ってしまうこと。

これはもう、生理的にとしか言いようがない。
唾液に貴賎は無く、赤ん坊でも美少女でも熟女でも少年でもイケメンでもおっさんでも、平等に嫌なものはイヤなのです。
ちなみに私は特に潔癖というわけではないです。
水口とか生ごみ捨ての掃除素手でしてるし。(汚)


飲み会の時にさり気なく、かつ爽やかに直箸を避けるようなスキルを身に着けたいものです。

私が初めて読んだ手塚治虫作品「人面瘡」

祖母の家にあって、読んだのは小学校低学年の時?
手塚治虫の色々なシリーズの怪奇色強い話を詰め込んだアンソロジーですね。
祖母の家の手塚治虫漫画は、この本とどろろだけあったので手塚治虫はダークなイメージだった。

印象に残っているのは、まずは表題作の人面瘡。
ブラック・ジャックの話なんだけど、醜い腫れ物?で顔を覆われている男が出てくる。この人面瘡のビジュアルがまず強烈!

体感時間が劇的に遅くなる秘薬を手に入れた男の話「処刑は3時におわった」も覚えている。
それとどちらも女性が主人公「いけにえ」「マネキン」も子供心に切なかったなぁ…。

祖母の家に帰ったらまた読みたいなぁ。きっと今読んだらまた感想も違ってくるはず。

怖いCMはほどほどに

映画「こどもつかい」のCMが今流れてますね。

怖いっちゃ怖いんだけど、そこまで怖くないかな…という作り。
いや本編は怖いんだろうけど!
絶対観られないけど!
CMだといきなりバーン!と出てくるからそこまで怖くないというか。

ホラー映画の怖さって霊や敵が出てきた時より、来るぞ…来るぞ…っていう待ち時間にあると思う。
あのじわじわ追い詰められる感じ。
漫画だと見開きでいきなり来るとかね。

何にせよ、怖いCMは程々にしてくれ…と思っているビビリ人間です。
家に一人のときに見たら眠れなくなっちゃう。

社畜あるある〜深夜編〜

その一
お昼ご飯を食べ損ねる。

今日は持っていったお弁当を19時に食べました。(完全なる夕食)
昼過ぎに提出するものがあったりとか、作業のキリが悪かったりするとついお昼を犠牲にしちゃう。


その二
終電近くまで残業があるような日が続くと、夜9時退社でも早い時間な気がする。

「まだ夜9時なの?帰りに買い物しちゃお〜♪
(深夜営業のスーパー)」


その三
金曜日の帰宅中は意識が高い。

貴重な休日を有意義に過ごすためにスケジューリングしければ!
この熱意は帰宅した瞬間に消え、次の金曜日まで戻ることはない。


その四
定時上がりの日が続いても、生活クオリティは低い。

定時上がりの人なんて何でも出来るんだろうな!と羨んでいて、実際に定時上がりの時は特に有意義な活動は行わない。


その五
やっと帰宅しても、興奮状態が続いているので無駄に活動してしまう。

…もうねま〜す

怖がりの私がホラー小説を読む理由

小さいころから私は本当に怖がりでした。

 

どのくらい怖がりだったかというと…

・家で「風の谷のナウシカ」を見ていたが途中で怖くなって、テレビを消してくれと号泣。

王蟲が血を流すシーンが怖かった記憶。)

・親に連れられて見に行ったミュージカル?(※子供向け)が怖くて途中撤退。

(暗い空間が駄目だったんだと思う。)

セーラームーンが怖くて見られなくて同世代の話題についていけない。

セーラームーンの敵キャラ?が怖かったらしい。同様の理由でドラえもんアンパンマンも時折見られなかった。)

 

など。

はい、製作者サイドが全く意図をしていない部分で勝手に怖がっていますね。

基本的に「不穏な雰囲気の中、主人公に不利な展開でこれから先どうなるか分からない」ってのが苦手だったのかもしれない。

ハラハラしちゃうような展開。

 

そんな私ですが、今やホラー大好きです。スプラッター心霊スリラー映画漫画小説なんでもどんとこい!

 

 

…といったことは全くなく、今でもホラー映画は全く見られません。

明るい場所でゆかいな仲間たちに囲まれてスマホのちっこい画面を薄目で覗くぐらいなら出来るかも。

(それはホラー映画鑑賞とは言えない。)

 

だけどホラー小説は結構読みます。むしろ好き。

なんで好きなのか?その理由を勝手にまとめました。

 

 

①短編が多くて読みやすい

いきなりホラー関係ねーだろ!っていう理由ですみません。

でもホラー小説って短編集が多いんですよね。文庫本1冊に3~6話くらい入ってるの。

この短さだと通勤中にぺろっと読めちゃう。

それに短編のわりにインパクト大!な作品が多いから読み切った感がすごい。

 

 

②あらすじが超気になる。

下にいくつかあらすじを載せています。もうこれだけで読みたくなりませんか。

 

飴村 行「粘膜人間」

「弟を殺そう」――身長195cm、体重105kgという異形な巨体を持つ小学生の雷太。その暴力に脅える長兄の利一と次兄の祐二は、弟の殺害を計画した。だが圧倒的な体力差に為すすべもない二人は、父親までも蹂躙されるにいたり、村のはずれに棲む“ある男たち”に依頼することにした。グロテスクな容貌を持つ彼らは何者なのか? そして待ち受ける凄絶な運命とは……。第15回日本ホラー小説大賞長編賞を受賞した衝撃の問題作。

身長195㎝体重105㎏の小学生ってどんなだ!

 

曽根 圭介「鼻」

人間たちは、テングとブタに二分されている。鼻を持つテングはブタに迫害され、殺され続けている。外科医の「私」は、テングたちを救うべく、違法とされるブタへの転換手術を決意する。一方、自己臭症に悩む刑事の「俺」は、2人の少女の行方不明事件を捜査している。そのさなか、因縁の男と再会することになるが……。日本ホラー小説大賞短編賞受賞作「鼻」他二編を収録。著者の才気が迸る傑作短編集。  

え?どういう世界観? それと自己臭症の刑事が何の関係が?って思うよね。

 

遠藤 徹「姉飼」

さぞ、いい声で鳴くんだろうねぇ、君の姉は――。蚊吸豚による、村の繁栄を祝う脂祭りの夜。小学生の僕は縁日で、からだを串刺しにされ、伸び放題の髪と爪を振り回しながら凶暴にうめき叫ぶ「姉」を見る。どうにかして、「姉」を手に入れたい……。僕は烈しい執着にとりつかれてゆく。「選考委員への挑戦か!?」と、選考会で物議を醸した日本ホラー小説大賞受賞作「姉飼」はじめ四篇を収録した、カルトホラーの怪作短篇集!

我々の知っている「姉」とは違うようだ…

 

 

③話が奇想天外。

登場人物の倫理観がぶっ壊れていたり、世界観がもうぶっ飛んでいたりとホラー小説の世界ではこちらの常識は通用しない。

私たちはホラー小説を読んでいる間、ただただ小説の中のその世界がどうなってしまうのか見届けることしか出来ないのです。

でもその不条理な話の中に書かれている、強烈な愛や友情、切なさや可笑しさが面白いのです。

 

 

こうやって書き出してみると、ホラーというよりは不条理・不思議な話が好きって感じなのかな。私は。

悪趣味だったりグロテスクだったり、なかなか人には進めにくいジャンルではあるけど本当に面白い作品が多いと思うのでみんなもっと読めばいいと思う!