今際の国のアリス げぇむ感想②(すぺえどのご)
「おに」、表紙になれてよかったね。
今際の国のアリス2巻の「すぺえどのご」の内容を思いっきりネタバレしています。
すぺえどのご
「おにごっこ」
アリス、カルベが今際の国に来て2回目に参加したげぇむ。
ウサギとチシヤ初登場。参加者は計11名。
マンションが舞台。
「るうる」は下記の通り。
↓初めに提示されるルール
- マンション内に一つだけ鍵のかかっていない部屋があり、そこが「おに」の「じんち」である。
- げぇむの制限時間は30分。制限時間内に「じんち」に「たっち」出来ればげぇむくりあ。
- げぇむおおばぁの条件は下記のとおり。
1. 「じんち」に「たっち」出来ずに制限時間を過ぎた場合
2. 「おに」にぷれいやぁが全員殺された場合
- 「おに」はげぇむ開始の5分後に始動する。
↓プレイ中に明らかになるルール、条件
- 「おに」はマシンガンを持っており、ぷれいやぁを見つけ次第射殺しようとする。
- 「おに」は馬の被り物をしているため視界が良くない、また足を引きずっていて歩みは遅い。
- 「じんち」は鍵の開いている部屋内の2箇所にあり、同時に「たっち」しなければならない。(1人では押せないような位置)
アリス、ウサギ、チシヤそれぞれのげぇむ攻略スタイルの違いが印象的ですね。
おみくじで見せた観察能力を活かし、自分が「おに」だったらどうするか?という発想で攻略を進めるアリス。
身体能力の高さで身軽に「おに」から逃げ、終盤の大ピンチに駆けつけてげぇむくりあを導くウサギ。
冷静にげぇむを分析するチシヤ。(チシヤは活躍!ってよりも今回解説キャラって感じですね。)
このげぇむ、くらぶ(バランス型)寄りのすぺえど(肉体型)だと思いました。
「おに」が殺せなかったり、「じんち」が2つあるからぷれいやぁ1人では攻略できないあたり。しかしこの隠しルールずるいよな。
でもやっぱり「おにごっこ」だから体力が重要なんだろうな。30分ってめっちゃ疲れるだろうし。
このげぇむでもカルベが活躍するわけですが、彼は友達思いなゆえ危なっかしい行動が多いんですよね。
「くらぶのさん」でもそうだったけど一歩間違えれば死ぬような行動をとっさにしてしまう。
アリスのようにいったん立ち止まって考えるのではなく、直観や感情によって行動するというか。それに救われたのが「くらぶのさん」なんだけどね。
ルールが単純明快なこと、「おに」が不気味すぎること、テンポがよくハラハラさせる展開なことから読んでて面白かったげぇむです。
げぇむくりあ後の「おに」が泣いちゃっててかわいそう。足引きずってたのは何かのげぇむで出来たケガからなのかな…。